「親とは友達のような関係です」なんてことを
未成年の子供が言ってるのをテレビで見かける。
仲が良いんですということのアピールらしく、
親も子もどこか誇らしげだ。
まあ、まったく会話が無いことよりは確かに良いかもしれない。
でも普通、友達というのは色んな意味で対等な関係だ。
遠慮なくものを言って、タメ口で話して、
競ったりもすれば、悩みを共有したりする。
親は、違うだろ、と思う。
親は子に愛情を注ぐ。
その前提の上で、親は子供に教えを説くべきだし、
子はそれを聞くべきだし、
親は子供から舐められちゃいけないし、
子は親に敬意を持たないといけない、
そこには上下関係があるべきだと思う。
(まあ、右折禁止は右折しちゃダメだぞ、
というようなことを教えるときは、
タイミングを考えなくちゃいけないだろけど…)
自立して、ある程度の年齢を重ねるにつれて、
対等な関係にはなっていくかもしれない。
でもそれだって、子が親に対してよっぽどの物理的な恩返しをしない限り、
本当の意味での対等な関係にはならない。
自分の子には、その辺りをわかる人になってほしいなあ。
そのためには、
俺とカミさんが、互いに敬意を持つ関係じゃないとだめなんだろな。