カミさんはこのところ育児の合間を縫っては、 パンを焼いたりケーキを焼いたりジャムを作ったり ドーナツを作ったりしてる。 添加物が少ないおやつとか食費の節約とかの 理由はもちろんあるけど、 大変大変と言いつつ作ること自体が楽しそうだし、 そんで食…

たぶん山の向こうあたりで、 誰かが空に向かって石を投げたんだ。 それがばしゃん、て空の青にあたって、 そのさざ波が空一面に広がったんだ。 そんな感じの空。

あまりにも肥大化した綺麗事は、 その大きさと同じくらいの矛盾を抱えていた。 矛盾はたくさんの思惑とお金によって無理やり裏側に抑え込まれた。 表と裏のコントラストは際立つ一方だった。

人であるが故に、泥臭くもなる。 だから良いんだ。 泥臭いってことは、ドラマチックてことだ。

またあしょぼうねー、 と息子は言った。

通勤の電車の中で試験対策の書類を見る必要がなくなったので、 立て続けに中島らも氏の本を読んでるのだけど、良い。 特にエッセイはすごく良い。 あえて引用はしないけど、 砕けた表現の中で不意に出てくる突き刺すような表現。 ロックやったらよかったのに…

「子供の広場」みたいなところにたくさんの遊具があった。 息子はすぐに木製の電車やレールが置いてあるところに 駆けていった。 そこにはすでに先客が二人いて、 どうやら彼らは友達同士のようだった。 たぶん息子よりも二才くらいは上と思うのだけど、 一…

正しい判断をするには、 正しい情報が必要だ。 じゃあ正しい情報とはなにか？ 主観を交えない事実か？ 主観とはそもそもなにか？ テレビで言ってたから確信があるのか？ 新聞に書いてたから確信があるのか？ それとも媒体を疑えば別の事実が見えてくるのか？…

悪は自由で、暴力的だ。 自由に暴れるものを抑えるには、 囲いが必要だ。 その囲いを正義というなら、 悪に対してあまりに不自由だ。 だから正義は、悪に対して 圧倒的でなくてはいけない。 そこには純潔な精神など存在しない。 正義は不自由で、冷酷だ。

作業の節目は、一息入れるときだ。 でも油断すると口が滑って、 余計な言葉を口走ったりしてしまう。 近くに聞き耳が立っていないならいいけど、 一息入れるときというのは油断しているから、 見落としがちだ。 ある試験を受けたのだけど、 試験時間ギリギリ…

ろくなことがない。 焦ってチェックが疎かになって結局品質が下がって。 でもそれは経験すると教訓になる。 ああなるのは嫌だからスケジュール管理が大事なんだな、 と骨身に沁みる。 骨身に沁みてくれるといいんだけど。

おなか周りになってきた気がする。 ベルトの上の乗っかり具合が、 いよいよ自分史上最強レベルに達した気がする。 早急に対策が必要だ。 どうする俺。 走れるか俺。 走れ俺。 がんばれ俺。

真昼から高級ホテルでセックスする奴もいれば、 実にくだらない理由で死ぬ奴もいる、 世の中は馬鹿ばっかりだ、と言えばそれは真実だろうし、 死ぬほど頭のいい奴は馬鹿と違って目立たないだけで その辺にごろごろいる、と言えばそれだって真実だろう、 ただ…

寝かしつけをしたまま自分も寝入って、 深夜に目を覚ます。 思いのほか目が冴えてしまって、 寝る前に子供たちの洗濯物を干した際に 消息を絶った下の子の靴下の片方を探す。 そして出てこない。 こんな時間に靴下を探してソファの下や 脱衣場を彷徨う人は俺…