機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

深夜に探す

寝かしつけをしたまま自分も寝入って、
深夜に目を覚ます。
思いのほか目が冴えてしまって、
寝る前に子供たちの洗濯物を干した際に
消息を絶った下の子の靴下の片方を探す。
そして出てこない。


こんな時間に靴下を探してソファの下や
脱衣場を彷徨う人は俺以外にいるだろうか、
とどうでもいいことを思う。
結局見つからずにまた寝る。