がんばりたい人には、 がんばれ。 がんばりたくない人には、 がんばらなくていいんだよ。

ピークなんだ。 後は下り坂だ。 世の中の7割くらいが そうなんじゃないかとさえ思う。

十月の半ばに、カブトムシは死んだ。 盆前にうちにやってきたから、およそ二ヶ月間は生きたことになる。夏の間はほんとに力強く動いていた。 夕方になると土の中からゴソゴソと這い出し、 自分の体の半分ほどもあるエサのゼリーをあっさりと完食した後、 夜…

朝からカミさんは体調が良くなかった。 台所でつらそうにお弁当を作るカミさんの そばで、そうちゃんは朝ご飯を食べていた。 「パパ、ご飯食べたら、抱っこして」 とそうちゃんが言った。なんのこっちゃ、と思いながら抱っこした。 今度は「ママの後ろに行っ…

人と人との間を泳ぐ。

「坂の上の雲」に出てくる偉人の方々の頑張りには、 俺は足元にも及ばない、 とか思って自分を奮い立たせよう。

階級というのは、そういうものだ。 平等になんか見ていられない。

昔一緒にバンドやっていたCと三年か四年ぶりに 飲んだ。 俺にしてはかなり飲んで、飲んで、飲んだ。 音楽の話が五割以上。 夜の6時半から23時まで話しても足りないくらい。 楽し過ぎる時間と引き換えに飲み代はなかなかだったけど、 満足だ。 やっぱり顔を見…

朝、駅に向かって歩いている途中、 不意にカープのキャップをかぶった小学生が近づいてきた。 「マリーゴールドの種、いりますか？」 一瞬何を言われたのか分からなくて、 「え？なに？」 と返すと、彼は笑いながら 「マリーゴールドの種です。いりますか？…

人でもなく、 罪でもなく、 制度だ。 制度を変えない限り、 善人でも悪人に変えられちまうんだ。

最近、以前よりもお酒が呑めるようになった気がする。 お酒を呑む機会が増えたというよりは、 自分自身がお酒を呑む機会を大事にし始めた、 というところもある。酌み交わす、という言葉はお酒のためだけにある言葉だけど、 そういう時間を共有するためなら…

絶望を乗り越えるための唯一の選択肢は、 開き直りだ、 開き直った人は、強くなる。 だから乗り越えられる。 そして乗り越えた先にあるものは、 本当の意味での優しさだ。

嬉しいことがあってさ。 「今日、嬉しいことがあったんだ」 って誰かに言ったとするじゃんか。 本当に嬉しいことというのは、 それを伝える相手がいるってこと。 目の前の嬉しいことに掻き消されて、 そんときは気づかないんだけどね。 後にならないと気づか…

太陽が消えていくのを見ていた。 最後の欠片が消えると同時に、 辺りのオレンジ色も一緒に吸い込まれて無くなった。風は冷たさを増して、耳元を掠めていった。

初めっからやりがいのある仕事なんてない。 苦労を経てできるようになって、 それで初めて頼りにされたり感謝されたりする。だから見据えるのは今じゃなく、 その先だ。組織である以上は、 上司は下の者に対してその道を示さないといけない。

抽象的な対象を分解して、 理論的に変換せよ。

雪が降って白く縁取られた街や山は、 日常の中で見る風景の中では一番きれい。