2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧
某配送業者の電話応対にびっくり。 「もしもしぃ?」(最後の「し」にアクセント) 「あー、ちょっと遠くにいるんでぇ、 その後でもいいすかぁ?」(語尾がリバーブ気味) どんなヤンキーが来るかと思ったら、 意外と普通の男だったのだけど。 あいつはその…
広島の原爆資料館に、 「爆風を受けて服や皮膚が焼け爛れた人々」を模した 蝋人形がある。 一見して、まるでお化け屋敷にあるオブジェではないかと 思ってしまうくらいに怖い。 その人形の展示を取りやめる動きがあるらしい。 理由は、それを見た多くの人か…
見るのは前じゃなく、上。 そうしないと涙がこぼれるから。 言葉は単純でも意味深い。 詩は、かくあるべき。
仕事中に電話をとったのが昼の十二時。 「もう陣痛始まっていて、今病院に向かってるとこ…」 という、カミさんのしんどそうな声。 急いで目の前の仕事を整理して、会社を出たのが十二時半。 外は小雨が降っていた。 なんだか気が急いていて、慌てているのが…
思いの深さじゃなく、 どれだけ長い時間、思い続けたか。 それがすべてだろ。
実家の近くの田んぼの横を走っていたら、 キツネがいた。 タヌキや鹿は時々見るけど、 キツネは珍しい。
彼女はお腹の中で元気に動いていた、 カミさんは少しでも早く生まれるようにと 50分もかけて散歩していた、 長男はスコップを持って土遊びをしていた、 お腹の大きいカミさんを病院に連れて行ってくれるお義父さん、 その間手強い長男を見てくれるお義母さん…
もう少ししたらそっちに出て行きたいと思うのだけど、 なんかまだ名前で色々悩んでるみたいだし、 お腹でも蹴りながらもう少し待ってみようかしら。
でも問題は水面じゃないよ。 水深なんだ。 飛び込んで、 目を開けて、 そして手と足を動かして、 そうしないと底は見えてこないよ。
家の前は狭い私道で、家に車を駐車するときは 数メートルほどその道路をバックして入れるのだけど、 外灯がないので夜はちょっと暗い。 一瞥して車が停まっていないように見えたので いつものようにバックしていて、 自分の家の駐車スペースに入れようとハン…
戦後の復興を牽引した偉人たちがいる。 彼らは確かにすごかったのだろうと思う。 でも、個人の才能とは別に、 世の中に流れる空気感が後押しした面もあったはずだ。 男尊女卑、封建的社会、反骨精神。 会社の上司や 学校の先輩や先生、 そして家族の中の父親…
優先順位をつけて一筋の線の上に並べようとするけれど、 短い間にたくさんのものが増えたとき、 前後が窮屈になってなかなか並べられない。 強引に入れ込もうとすると どこか別のところが飛び出したり、つぶれたりする。 だからそういうときこそ慎重に並べな…
なんとかなる、 という言葉だけではなんともならないことがたくさんあって。 それが分かっている人は、 なんとかしてやると自分に言い聞かせながら歯を食いしばる。 それでもどうにもならないときは、 なんとかしてくれ、 と人に助けを求めるしかない。 助け…
いよいよ出産予定日は目前になってきた。 カミさんは明日から里帰り。 明日の夜から俺は一人暮らし。 長男はわかってない。 お腹の中の子は、そろそろ外に出たいよとお腹を蹴る。
「ライ麦畑でつかまえて」が半世紀以上も愛されるのは、 主人公ホールデンへのリアルな共感なんだろな。 どっかの爽やかな歌手が歌う爽やかな青春への 共感ではなく、 フラストレーションとかセックスとか反抗心とか、 十代が抱くそういう鬱積した思いに対す…