機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

子供の悪意

この間、キッズスペースで遊んでいたうちの子が、
年上の女の子に叩かれて泣いた。
叩き方がちょっとひどかったので、その女の子を注意したんだけど、
どうして叩いたのか聞くと、
「絵本、読まないのにたくさん出してたから…」
とその子は言った。
その子はその子で、注意のつもりだったのだろう。
悪意が無いだけまだいいか。


今朝、小学二年くらいの男の子が、
「早く歩けよ」とか言いながら
前を歩く男の子のランドセルを小突いていた。
よくある光景かもしれないけど、それは明らかな悪意だ。


前を歩く子は時折振り返って睨んだりしながら、
不機嫌そうに歩いていた。


うん。俺のときもそんなのはよくあった。
子供の人間関係は横一線じゃなく、順位がついてる。


学校というのは同年代が多く集まる上、
体力的にも学力的にも優劣が目に付きやすいから、
それは当たり前かもしれない。


ある意味、割り切って構築できる大人の人間関係よりも面倒だ。
そして子供の悪意は時として、驚くほど残酷だ。


これから先、うちの子もいろんな人間関係に揉まれることに
なるんだよなあ。
今はワーと泣いたら守ってくれる人が近くにいるけど、
大きくなるにつれてそうはいかなくなる。


うまく切り抜ける器用さを持ってくれるといいけどな。