機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

「やりたいことがある」と言う

「本当はやりたいことがある」なんて言っているうちは、
その「やりたいこと」が何たるかなんて当然わかっていない。


「やりたいこと」に着手する。
すると、しばらく経ったときに理想と現実のギャップに直面する。
そのとき、初めてそれが本当に自分の「やりたいこと」だったのかどうかが問われる。


何かが違う。
面白くない。
こんなはずじゃなかった。
そういう言葉が脳裏をよぎる。


理想と現実のギャップは、たぶんどこにでも存在する。
大企業だろうと、
中小企業だろうと、
お店だろうと、
フリーだろうと、
職人だろうと、
どんな規模であれ職業であれ、それは一緒だ。


結局のところ、
理想から現実を差し引いてもモチベーションが維持できるか、
それに尽きると思う。


「本当はやりたいことがある」っていう言葉は、
現実から逃れるための言い訳として、とても便利だ。
でも本当にやりたいことがあるなら、そんなことを言う前に
着手しているはずだ(学生は別として…)。


軽々しくそれを言う人は
どうもすぐに根を上げる人に見えてしまって、
あんまし信用できん。