機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

電王戦

将棋の本を読んでる。
将棋は奥が深い、というのは聞いたことあるけど、
本を読んでるとなるほど確かに、と思った。
推測、心理、戦略、知識、礼儀、それからドラマ。
様々な要素があの狭い盤上に存在してるんだな。
そりゃ数えきれないくらいの本が出るわけだ。


ところで先日、プロ対コンピュータが将棋を指す
電王戦があって、ついに人間が破れたらしい。
そりゃ一秒の間に億に至るパターンを読まれたら
人間の脳を越えるのは時間の問題だったのかもしれないけど。


例えば「日本語」だって有限の言葉を組み合わせて意味を
成しているだけのものだ。
何かを思考する、ということ自体、
その有限なパターンの組み合わせじゃないか、と考えたとき、
コンピュータもそのうち思考するレベルに達するのか、と思う。


勤勉な人の思考パターン。
攻撃的な人の思考パターン。
管理者の思考パターン。
そういうロジックに当てはめたパターンは、「性格」と
言えるかもしれない。


でも本当は、次は人間がリベンジしてくれたら、と思う。
まだまだコンピュータなんかに負けてられっか。
人間の勝ちだザマミロ。
みたいなことになったら、それはほんとに素晴らしい。
そうなってほしいなあ。