機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

お食い初め

実家の両親が市内まで出てきてくれた。
0.25歳の彼を連れ、お食い初めとお宮参りに出かける。


雨がけっこう降っていたのは残念だったけど、
親に三ヶ月ぶりに彼の顔を見てもらえてよかった。


毎日のように悲しい話を聞く。
大切な人を失って悲しみに暮れつつも、
なんとか生きようとする多くの人たちの姿。
心を打たれる話が多くて、
その度に胸にズキッとくる。


目の前に家族がいることも、
飲むもの食べるものがあることも、
スイッチを入れれば明かりが灯ることも、
コンロをひねれば火がつくことも、
ガソリンが買えることも、
道にお店が並んでいることも、
家があり仕事があることも、
当たり前だと思っているけど、当たり前じゃない。


お食い初めができて、
お宮参りに出かけることができたことに、感謝しよう。