それを言うべきタイミングを逃してはいけない。
タイミングを逃さないためには、そのタイミングがいつ訪れてもいいように、前もって覚悟を決めておかなければならない。
然るべきタイミングで、然るべき言葉を放てたとき、それは相手の心に刺さる。
それは一瞬だ。
覚悟を決めて言葉を伝えてそれでも去り行く人は、繋ぎ止めたくて追いかけたとしても、きっと無意味だ。
去り行く人を追いかけるときは、最後に伝え忘れたことを伝えるときだけだ。
時として、自分が予期しないタイミングで覚悟のこもった言葉を放たれる時がある。
自分に覚悟があったら、その言葉を受け止めることができる。
自分に覚悟がなかった場合、それは自分の深いところまで突き刺さって、痛い。