機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

ただの数だ、重さではない

電車の窓から見えるたくさんの明かりとか。
車の中から見える家の明かりとか。
川沿いに並ぶマンションの明かりとか。
交差点に建つビルの明かりとか。
ベランダから見える家やらマンションやらの明かりとか。


当たり前だけど一個一個の明かりの中に誰かがいて、
働いてたり飯食ってたりイチャイチャしたりテレビ見てたり
トイレにこもったり怒ったり泣いたり笑ったりしてる。


自分の生活圏内なんてたかが知れているけど、
そんな狭い範囲にもたくさん人がおるんよなーと思う。
当たり前だけど。


何千人が非難しましたとか。
何万頭を処分しましたとか。
何百人が犠牲になりましたとか。


ニュースで聞こえてくる数は、ただの数で、
ほんとのところそれがどのくらいの量かは想像すらしない。


数を言うだけじゃなくて、映像としてその数が見えたら
たぶん実感は違うんだろう。
そうすれば聞き流していただけの数が、実感できる重さとして
ずしっとのしかかってくる気がする。
そうすりゃいろんな事の重みが伝わる気がする。


映像が見えなくても、具体的な数を想像してみるとか…


それは大事なことのような気がするけど、
実際のところひどいニュースが多すぎて、
気が滅入るかもしれないな…