機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

止まっている理由

ああ、誤解しないでください。

立ち尽くしているわけではないんです。

 

約束を果たしてしまったら、

わずかに残った最後の縁が

プツリと消えてしまうような、

そしてそれがほんとに最後になってしまうような、

そんな気がしていまして。

 

ただ何となくそれが嫌で、

無意味な抗いだと分かっているんですがね、

少しでも先送りにしてしまいたいと、

約束の手前で立ち止まっているだけなんですよ。