機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

楽器屋街、再訪

昨日、再び楽器屋街に出かけた。
この間はすべての店を回らなかったので、
今回はとにかくしらみつぶしに見ていく。


グレッチをずらーっと並べているところ。
1フロアすべてセミアコを並べているところ。
ギブソンだらけのところ。
フェンダーだらけのところ。
中古しか置いていないところ。
少しずつそれぞれの店の個性が出ていて面白い。


見ていてふと思った。
グレッチてこんなに安いギター出してたっけ。
テイラーてこんなに安かったっけ。
新品なのになんだかえらく安かったりする。


ちょっと聞いてみると、
どうも製作工程をある程度簡略化(昔は接着していたところを
ビスで留めたりとか)したり、
材の品質を変えたりすることで価格を下げるという
やり方をとっているらしい。


なるほど。だから安いのか。
でもそれは本当に楽器が好きな人からしたら
マイナス以外の何者でもないな、と思う。


某アニメ人気も手伝って、
十代でバンドを始める人が増えているそうだ。
実際、近辺を歩く人たちの年齢層はずいぶん若かった。
そんな若い人たちからしたら高い楽器なんてなかなか買えないから
それはそれで分かるんだけど、
それならハナから有名メーカーを選ばなくてもいい気がする
(ある程度うまくなったら楽器も次のステップに進めばいい)。
昔のブランド価値を下げてまで廉価版を出す必要があるのかな?
…でもたぶんそうしないと今は楽器が売れないのか。
なんだかちょっとつまんないなあ。


そんな中、カジノもちらほら見かけた。
エリーテストという日本製の上位種があって、弾いてみる。
なるほど弾きやすいし音も悪くない。
でもねー、エリーテストというエリートな感じの名前が
好きじゃないんだスマン。
中古で80年代の日本製カジノを探したんだけど、
それは残念ながらなかった(60年代のモロヴィンテージが
30万円代であったけど)。
やっぱカジノ、人気が高いんだろな。


ラリヴィーのパーラーも試奏してみた。
小さくて持ち運びには最適なやつなんだけど、
やっぱフィンガーピッキングにはちょい難ありかなあ。
ストロークの音はこの大きさでここまで出れば十分だと思った。


ところで1000万円もするギターとか置いてあったけど。
スゲエな。なんだありゃ(笑)