機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

彼の居ぬ間に

カミさんと彼が家を留守にしたつかの間、
ここぞとばかりにオラアーッとギターを弾く。


4月の結婚式で演奏する曲は、構成自体は単純なんだけど
リズム感が大事。
勢いを出してナンボの曲だから、
それに合わせた感じの弾き方を考えてみる。
このところずっとピックを使っていなかったんだけど、
こりゃピックがいるな。
それからやっぱカホンが欲しい。
この曲はそういう打楽器がいる。


中古のカホンをネットで探してるんだけど、
なかなかいいのが見つからない。
新品で買うしかないかなあ。
悩んでる時間もあんましないな。
ギター弾ける時間自体限られてるし。


つかの間の時間はあっという間に過ぎて、
カミさんと彼が帰ってくる。
ハイハイハイ、ギターなんか弾いてる場合じゃねえぞっと。


ん?ちょっと肌が荒れてる。
え?これ自分でひっかいたの?
アレ、腹減ってるんじゃねえのか?
よしよし飲め、さあ飲め。
ウギャーウギャアアー!!
って言われてもわからん日本語で言ってくれ。
さっきオムツ替えたし服も着替えただろ?
そんなに騒ぐならこっちだって泣くぞ!いいのか?
よくないねハイハイすみませんハイハイごめんなさい。


あっという間に翻弄されまくり。
そりゃ肩もこるし腕もだるい。


そんな中、ひとつ嬉しい報告が届く。
ほんとによかった。
自分のことのように嬉しい、とはこういうことだな。