機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

秋ですね。

この間まであんなにアチーアチーと言っていたのに、
あれだけやかましセミも鳴いていたのに、
もこもこーっとしたばかでかい雲が空に居座っていたのに、
風が肌寒いくらいになってきて、
夕方になるとリーンリーンと虫が鳴くようになってきて、
薄っぺらい霞んだ雲が空を覆うようになってきた。


実家から、この間みんなで刈ったばかりの新米が送られてきた。
礼の電話をかけたら、父が出た。
実家は電器屋を営んでいるのだけど、エアコンやテレビの取付けが忙しくてこの間まで休みもなかったみたいだった。
(まあ休みの日は稲刈ってたし)


夏が過ぎて忙しさはようやくひと段落したらしい。


やっと歯医者に行けたでよ、ハハハ、と笑っていた。