機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

カレー屋さん

店の掃除。
材料の仕入れ。
仕込み。
接客。
調理。
盛付け。
精算。


すべてを一人でやっているカレー屋さんがある。
お店の名前は「masala」。
ルーに使用するスパイスの選択や調合はもちろん、
サラダのマヨネーズまで自家製。
コロッケカレー、トンカツカレー、チキンカレー etc。
メニューは多くないけど、一つ一つにこだわりが感じられて
どれもすごく美味しい。
しかもドリンクやサラダ付のセットメニューで¥1000以下。


住宅街の路地の一角にあるそのお店は、お世辞にも立地条件が
いいとは言えない。
駐車場も無い。
近所の人でも気づきにくい場所のせいか、
昨年の秋(オープンしたての頃)に行った時は、お客さんもまばらだった。


でもそのお店、少し前に食べに行くと、外に行列ができるほどの
人気店になっていた。
タウン誌やテレビで紹介されたのがきっかけのようだけど、
それはあくまでもきっかけで、
これからは「少しくらい立地が悪くても食べに行く価値があるお店」として認知されるんじゃないかな、と思う。
とりあえず悪条件さえ跳ね返すほどのバイタリティに脱帽。


こういう、こだわりがあって、個人が奮闘している店が好きです(でもすべてを切り盛りするマスターは、めちゃくちゃ大変そうだった)。
バイクでツーリングに行くのが好きって言ってたけど
あの忙しさじゃなかなか行けないんじゃないかなあ、
と余計な心配をしてしまう。