2014-09-09 喪失感 頭を撫でようとした指先が空を切る。 玄関を開けたときの出迎えを期待する。 布団に入ったときに乗っかってくる重さを待つ。 ご飯のたびに隣を見る。 ほっとかれたままのボール。 毛のついたままのタオルや毛布。 家の中に残ったままの気配。 残ったままの習慣。 いちいち悲しみとなって心臓を掴む。 両親は今、たぶんそんな時間を過ごしてる。 竜馬は、それをどっかから見てるのかな…