機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

転がり始める

リビングを走る二歳の長男と、
手足を振り回しながら泣く生後一ヶ月半の長女と、
テーブルに夕飯を並べるカミさんと、
風呂の浴槽を洗う自分がいて、
二階には何ヶ月も開けていないギターや彫金道具、
埃をかぶったCDやナイトメア・ビフォア・クリスマスの
フィギュアが放置されていて、
数年前と比べるとずいぶん変わった日常は
未だにちょっと信じられないくらいなんだけど、
たぶんそんなことを深く考える暇もないくらいに、
慌しく転がる日々が始まるのだろ。


迎え撃つ。