機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

お出迎え

玄関のドアを開けると、奥の部屋からゴソゴソという音が近づいてきて、
引き戸が開いて、彼が顔を出した。
そして俺の顔を見て、
ニヤリ、と笑った後、
また奥の部屋に戻っていった。


せっかくそこまで来たんだったら玄関まで迎えに来んかのう。