機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

クリスマスは慌しく

サンタクロースを待ったけど俺のとこには来なかった。
俺は良い子ではないということか?
免許の更新に行ったときに講師のおっちゃんの雑談があまりにもつまんな過ぎて
「早く終われ」
とか思ってた心の狭さがサンタさんにバレたのか?
それなら仕方ねえ。
諦める。


クリスマスはカミさんの実家にいた。
やることがたまってたせいもあって慌しく過ぎていった。
彼の顔は見るたびに変わっていて、まつげが少し伸びて、
手足がよく動くようになっていた。
そして初めて彼と一緒に一晩寝た。
彼は三時間ごとに起きるので俺は眠くて眠くて、
目が「3」になったまま彼をあやした。
お風呂に入れる練習をした。
背中を洗うときのうつ伏せの姿勢は難しかった。
紙オムツの交換をした。
でもケツは拭いていない。
ケツを拭くのはちょっとびびっている。


色々難しい。
やっぱお母さん(=カミさん)すげえと思った。


あー。
もしかしてカミさんの実家にいたからサンタさんと会えなかったのか?
それなら仕方ねえ。
来年は窓に「カミさんの実家にいます」と貼っておこう。