機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

水木しげるロードに行く

10/31、旅館での朝。
台風は過ぎ去った。
台風一過、天気は晴天!を期待したものの、
期待に反して外はどしゃ降り。

天気予報は曇りって言ってたじゃんか。
言ってたじゃんかよー。
と文句の一つも言いたくなるほどだ。


旅館で朝食をとった後、水木しげるロードに向かう。

歩道や街灯、お店、電車、辺り一面が妖怪一色(笑)。
まさか妖怪たちもここにきて地域活性化に一役買うことに
なるとは思っていなかっただろうなあ。


歩道に立ち並ぶ妖怪ブロンズたちは雨に濡れて寒そうだ。
塗り壁も雨が顔にかかって目をしぱしぱさせてた。

目玉の親父も辺りを見回してた。


子供の頃にこづかいはたいて「妖怪・幽霊大百科」とか「世界の妖怪図鑑」を購入して独自の妖怪研究を重ねていた俺は、たくさんの妖怪たちを見てテンションアップ。
妖怪ブロンズを見つけるたびに
「これは…ぬっぺっぽうだ!」
「これは…豆腐小僧だ!」
「あれは…油…油…ううーワカンネ」
と一人で勝手に名前当てクイズをしてた。
そして「ほらね正解、どうだスゴイじゃろう」と小学二年生の姪っ子に胸を張ってた。


水木しげる記念館に立ち寄る。
でっかい妖怪の模型や直筆のイラストなんかがたくさんあって、見ていて楽しい。
水木しげる氏の経歴が0歳から88歳までパネルで並べられていた。
なんつーかすごいキャリアだ。
子供の頃に「しげる」と発音できなくて「げげる」と言ったのが「ゲゲゲ」の由来だそうだ(笑)。面白いじゃねえか。
戦争中、戦地で原住民と仲良くなって除隊して一緒に住もうと思うあたりもやっぱ普通じゃない。
80歳を超えても精力的に活動するのもすごいエネルギーだし。


お土産とかを物色してたらいつの間にか昼も回って三時。
遅い昼食を食べた後、雨の降り続く中を帰路についた。


次は産まれてくる子供が少し大きくなって、
カミさんも含めてまたみんなで来れるといいなあ、と思う。


べとべとさん、お先にお越し。