機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

自衛権…

集団的自衛権の行使。
個人的にはまだ考えあぐねてしまう。


未だによくわからないのは、
集団的自衛権の定義。
総理が懇談会で取り上げた事例すら
「それは個別的自衛権が適用されるのでは」
という声が出てくるくらいだから、
どこか線引きが曖昧なままだ。
特定秘密保護法を例に出すまでもなく
法律というのは基本的に定義が曖昧だと思うのだけど
(だから裁判があると言ってもいいかもしれん)、
特に戦争に繋がる可能性があるものについては
解釈がどうとでも取れるというのは怖い。
時の政府の判断で右にも左にも転がってしまう。


かといって日本を取り巻くアジア情勢は緊迫の一途をたどってる。
平和憲法を維持することが平和を保証することかというと、
それはそれで理想論。
無抵抗は時として暴力を助長させてしまう。


だから賛成か反対か、という話から入るのではなくて、
そもそもなぜ議論するのか、
現状はこうで、
そこでこんな問題が起こってる、
それについての対策はこういう案がある、
その効果はこうだ。
賛成か反対か?
ということをひとつひとつ説明しながら進めるべきだと思う。
…無理か。


そして解釈がどうということを政府が決めるのではなく、
時間がかかってもいいから改憲か護憲か、というレベルで
国民が決めるという流れを望む。
無理なのか。