2014-03-12 伝えるべきは… 娘に、あなたの分まで生きるよって言いました。 カメラに向かってそう言えるようになるには、 深く長い悲しみの時間を通る必要があったはずだ。 その時間の質は、第三者が想像してもとても及ばない。 奇跡が起こった、という話は耳障りがよい。 だから第三者はそれを求める。 それは記憶には残らず、消化されるだけだ。 伝えるべきは奇跡ではなく、悲劇。 第三者が悲劇を想像してもきっと及ばない、 それはわかってるけど、それでも想像するしかない。 悲劇の伝承は決意に繋がる、と思いたい。