機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

歴史の本棚

見上げれば空を突き抜けるほど
高くそびえ立つ本棚があるとするだろ


その本棚が、高さを維持したまま
視界も霞む地平線の向こうまで果てしなく
延びているとするだろ


そしてその本棚に隙間無く
数え切れないほどの本が詰められているとするだろ


そんな途方も無い量の
誰かの好奇心や成功や失敗が
違う誰かの知識になって
今に繫がってる