機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

命の化身

ファー(毛皮)の生産工程、
フカひれの生産工程、
フォアグラの生産工程。


どれこもこれも確かに残酷だ。
消費されるため、使い捨てられるための命、
と言えば、確かにそうだ。
その工程を知れば、ちょっとショックを受ける。


じゃあ、牛革や豚革の生産工程。
それらは最もよく口にする牛や豚の「食」の副産物として得られているから、
その意味では利用し尽くして(食べ尽くして)いると言えるし、
使い捨てられるための命ではないのかもしれない。


でも、それは残酷じゃないのかっていうと、
それも残酷なことに変わりはないし、
命を殺している以上、どれが善でどれが悪なんて語ること自体が
エゴのような気もする。


ただせめて、敬意を持って食べ、敬意を持って使いたいと思う。
せっかくの命だから、できるだけ無駄のない形で利用し尽してやりたいと思う。