機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

クリスマスの晩餐

彼を連れて初のディナー。
ディナーの時間帯は彼が眠くなる時間とモロかぶりなので、
あわよくばお腹一杯になって寝てもらおうという魂胆で
カミさんお手製の離乳食弁当とベビーカーを持参。
さらに彼は「あー」とか「やいやいやいやいあー」
とかの独自語を予期せぬタイミングで発するし、
不機嫌極まるとワーと泣くので、
万一の事態に備えて入り口そばの席を確保してもらう。
あまりにもダメだったら途中退席も覚悟の上だ。


…結果。
離乳食弁当はあっという間に無くなり、
気を紛らわすためにオモチャを渡すものの数分で興味を失い、
食事中に隣りのコンビニに行ってバナナを買ってくるものの
これもあっという間に無くなった。
外に出てあやしたり立ち上がってあやしたりしながら、
なんとか無事に(無事に?)すべて美味しくいただくことができた。


大きな声で泣きはしなかったものの、
ただやっぱ何度か「あうー」とかの独自語を発したり
オモチャを落としたりもしてしまったし
何度か外に出たり入ったりしたので、
ちょっと店員さんにも気を使わせてしまったと思う、
すみません。
でも、快く対応してくれてありがとう。
それから近くのテーブルのお客さんも、
優しい言葉をかけてくれてありがとう。
次はランチの時間にするよ…


帰り道、雪がちらつき始めた。
明日の朝は少し積もるかもしれない、とニュースで言っていた。