機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

口論の夜と口論の昼

昨日、仕事でカチンとくることを言われて、
うるせえな、そっちと違ってこっちは色々仕事抱えてるんだよ、
と思ってしまって、
カチンとくる言い方しますね、と言って、
渦巻くモヤモヤを抱えていたら、
なんだか周りの人に変に気を使わせてしまって、
ああ、いかんなあ、と思いながら家に帰ると、
色々と決めなくちゃいけないことがあって、
その話をカミさんから聞いているうちに、
いやもう、決めたらいいじゃん、迷わなくていいじゃん、
みたいなことを話を遮るような形で言ってしまって、
もちろんちょっとした口論に発展してしまって、
気まずい空気のまま夜が過ぎて今朝になって昼になって、
それでもカミさんと子供と三人でご飯を食べていた
(注:子供は離乳食)のだけど、
1000円もしないモノが原因で、
これまたつまらぬ口論第2ラウンドに発展してしまって、
にもかかわらず離乳食を食べ終えた彼はごきげんで、
眉間にシワを寄せている自分に向かってエヘヘと笑いかけてきて、
その空気読めない加減がなんか申し訳なくて、
怒っているのか笑っているのか分からない表情でエヘヘと応えて、
それでも出かけなくちゃいけない用事があったから、
すぐに外に出て車に乗ったのだけど、
もちろん車の中は静かでほとんど会話もなくて、
用事を済ませて家に帰ったものの、
まあ結局のところ微妙な空気のまま今日が過ぎていって、
せっかくの休みだったのにぜんぜん楽しくねえ一日だったのです、
いつもはくだらねえことでゲラゲラ笑ったりもするのだけど、
それはすごく健康的で大事なことで、
くだらねえことで重たい空気を引きずるのは、
すごく不健康でつまらぬことだなあ、と思う、
昼の口論の中でテーブルの端に置かれた千円札は今もそのまま
同じところに置かれたままだ(笑)。