機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

デコレーションの世界

きれいに区画整理された街並み、
きれいに加工されて並んだ商品。
そこに至るまでの工程にはフタがされて、
目には触れないようになっている。


でもそうすると、工程を知らない人にとっては
本当のこととのギャップは広がるばかりだ。


痛みを知っているから人を叩かないし、
残酷な工程を知っているから命を大事にするし、
少しの毒を知っているから耐性もできるんじゃねえの。


その気になって調べればネット上に醜悪な情報はいくらでも
溢れている昨今、
いくらフタをしたところでいつかは目に触れるときが来る。
それなら最初から、日常の中にも少しくらいすき間を
作っておいてもいいんじゃないかなあ。


人工的なものは、どうもうそ臭く見える。