パンクロック。
ハードロック。
ヒップホップ。
クラシック。
ジャズ。
ファンク。
音楽が生まれるには背景があるから、
それぞれの音楽の思想とファッションは結びついてる。
モヒカンに鋲を打った革ジャンを着た人は
ヒップホップをしないし、
ボロボロのジーンズを履いた人は
交響楽団で演奏しない。
音楽とファッションは結びついていて、
そしてファッションには流行り廃りがあるから、
音楽もそれと合わせて流行ったり廃れたりする。
例えば90年代に「〜コア」というパンクロック
(メロコア、スカコア、ハードコア)が流行ったとき、
80年代のハードロックはファッションとしても
音楽としてもすっかり「ダサい」ものとして
押しやられてしまった。
ファッションの境界が、音楽の境界も作った。
でも、単純に音楽を楽しもうとしたとき、
それはやっぱもったいないよな、という気がする。
ハードロックの早弾き。
ジャズの理論に基づいた即興演奏。
ファンクのリズム。
クラシックの重奏。
先入観を抜きにして耳を傾けると、
たぶんかっこいいものはたくさんある。
ファッションがダサくてもかっこいい音楽はかっこいい。