機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

情報、錯綜。

錯綜。錯綜錯綜錯綜。


大変な事態だから仕方ないことではあるのだけど、
善意の輪が広がれば広がるほど、それに便乗する悪意も生まれる。
これはほんとに腹立たしいことなんだけど。


そもそもの情報の出し方が曖昧な場合、
それがさらに憶測を呼び起こして、疑心暗鬼を生む。
それは悪意が便乗しやすい土壌になる。


広島に原爆が落とされたとき、アメリカの科学者が
放射能の汚染によって数十年の間、草木は生えない」
と言った。
すぐに撤回はしたものの、疑心暗鬼を生むには十分な情報だったはずだ。


爆風で街が消え、爆弾の放射能をかぶった広島と、
津波で街が消え、原発放射能が漏洩した福島は似てる気がする。


政府は、どうか正確な情報をできるだけ早く提供してほしい。
大災害を生き延びた人たちに見えない恐怖を与えないでほしい。
あらぬ差別を受けることのないようにしてほしい。
頼むから、情報操作と隠蔽だけはしないでほしい。


原爆以降、およそ65年が経過した今、
当時と比べるとあらゆる技術力が向上しているはずだ。


頼むよ、日本政府。
ほんとに大変だと思うけど、がんばってください。