機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

昔の映画

1980〜1995年頃の映画は良かったなあ、と思う。


CGの技術が今ほど成熟していなかった分、逆に映像の
ごまかしが効かなかったから、特殊な映像を撮影するために
様々な工夫がされていた。
そこにはまるで手品のような工夫や驚きがあった。


わくわくするような物語もたくさんあった。
子供心に学んだことも多くあった
(まあ、子供だったから素直に物語に没入できたせいも
あるかもしれんけど)。


今のCGの技術は確かにすごいとは思う。
3Dなんて昔は考えもしなかった技術だし。
でもすごいだけだ。
そこには手品のような工夫や驚きはあまり感じられない。
だから、記憶に残らない。
一時の間だけ聴いては忘れられていくヒットチャートの
音楽みたいに、一時の間だけ目をひいた後は忘れてしまう。


CGや3Dの技術の進歩より、
個人的にはやっぱり新しい物語にわくわくしたい。
だけども、このところの物語はほとんどがどこかで見た物語の焼き直しだ。


ここまでたくさんの映画が作られた今、
それはもう仕方のないことなのかな。
物語は語りつくされてしまったのかなあ。