中学のとき、いじめに遭った。
同じ部活にいた同級生からの無視、
わざと聞こえるように言われる悪態、
練習にかこつけて行われる嫌がらせが続いた。
関係の無いはずの奴に話し掛けたら
いつの間にかそいつもグルで、
露骨に逃げられて驚いたりもした。
思い出すだけで心臓がギュッとなる。
よく部活を辞めなかったものだと自分でも不思議に思う。
今だに当時の夢を見ることがあって、
目が覚めた瞬間に、ああ、夢で良かったと心底ほっとする。
あんな経験は二度と嫌だし、
自分の周りでは起こってほしくない。
いじめに遭って良かったと思えることなんてないけど、
それでもあえて良かったことを挙げるならば、
俺はいじめられる人の気持ちがわかる、
ということ。