機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

膨らむ期待はふわふわと

期待を背負って現れる新星。
何かが変わりそう、という期待は
メディアへの露出の多さになり、
同時に膨大なお金も動く。


そのうちあまりにも大きくなりすぎた期待は、当人を何層にも囲っていく。
そして自分自身も当初の志は見えなくなって、
いつの間にか現実離れした価値観が身について、
文字通り地に足が着かない状態になる。


周りが期待を膨らませ過ぎると、
いつしかつかみどころのない気体となって、
ふわふわと浮かんでどこかに消えていくんだ。


後には何も残らない。