機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

八月六日について

忘れ始めてる、と思う。
たぶん多くの人が、隣国の挑戦的な態度に対して不愉快な思いが強くなってる。
代わりに銃や爆弾やゼロ戦で家族や友人が死んでいったという現実の認識が、
少しずつ薄れていってる気がする。


そして本当に忘れてしまったら暴力の連鎖が起こるだろう。
それは悲劇だ。
そんなことは二度とない、と思いたい。
でも確信はない。
このまま行ったら確信はない。


領土とか国益とか愛国心とかを考えるなら、
目の前にいる愛する人が理不尽に殺される可能性についても、
考えるべきだ。