公表と交流

実名を公表、
素顔を公表、
友達を公表、
趣味嗜好を公表、
やってることを公表。

公表は、単なる交流が目的のはずだったのに、
興味本位で群がったたくさんの指先が
わずかなすき間からそれらを持ち去って、
ばらまいて、増幅させてしまう。
そうなるともう濁流みたいに次から次へと流れていく。

事件の被害者はもはやそれだけに留まらず、
さらし者のように興味本位の対象にされるんだ。

それは異常なことだけど、
たぶんこれからはずっと変わらない。
インターネットの卑しい側面。