機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

目的地へ進め

目的地に行こうとしたとき、過去に行ったことのある場所なら、
頭の中に地図を思い描くことができる。


毎日のように行く場所なら、何も考えずに最短のルートで行ける。


知らない場所なら、行き方を調べる。


行く途中で想定外のことがあったりすると、
判断を間違えて思わぬ時間がかかったり、
目的地まで行けなかったりする。


行ったことのない場所に確実に行くには、
漠然とした地図ではだめだ。
だから詳細な道案内をしてくれるナビが売れる(持ってないけど)。
「なんとかなる」と適当に進むと、きっとロクなことが無い。


じゃあ目的地を「明日」にしたとき、
明日への地図は描けているか?
…もちろん描けている。


一週間後は?
…だいたいは描けている。


一ヵ月後は?
…ちょっと霞んでいる。


一年後は?
目的地の候補がいくつかある程度。


十年後は?
…地図どころか白紙。


どこまでの地図がいるかな…