機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

封印された場所

昨日の夜、Nと飲みに行った。


自分もNも足が遠のいていた場所があって、
飲んだ勢いでそこに行ってみることにした。


その場所は、ある時期仲間としょっちゅう集まっていた場所だった。
おそらく足を踏み入れたのは五年ぶり以上。
当時使っていた道具や材料はそのままそこにあった。
持ち込んだマンガやCDやオモチャもそのままだった。
当時と違うのは、大量のホコリとカビ臭さが堆積していたこと。
足が遠のいていた間に使われた形跡はなく、
ほとんど当時のままでそこにあった。


受験勉強をしていた頃に耳にしていた音楽を聴くと
当時の自分が思い出されたりするように
(俺はあんまり受験勉強していなかったけど)、
懐かしい場所を目にすると
そこで過ごしていた当時の自分が思い出される。


その場所で仲間と過ごすことはたぶんもうない。
だからそれは今となってはとても貴重で、
それからとても大事な時間だったんだなということを改めて思った。


その後また公園で話して、ブランコに乗っていたら雨が降り始めて、
酒が回って悪酔いして、濡れて帰った。


たまにはこういうのも悪くない。