機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

着続ける服

10代の頃に古着屋さんで買った某モッズ系ブランドの長袖シャツは、
たしか¥700とかそんな値段だった(店員さん知らなかったのかな…安過ぎ)。


そのシャツ、今でも全然着てる。
襟も袖も全然破れたりしていない。
まあ肘のとこがちょっとだけ擦れてはいるけど、まだ許容範囲だ。
あと何年着れるだろう。


ちょうどそのシャツを買った10代の頃、
ばあちゃんちのクローゼットに封印されていたスーツを引っ張り出して着ていた。
父親が若い頃に仕立て屋で作ったオーダーメイドのスーツ(よくそんなお金があったなと思う)で、たしか3、4着くらいあった。
それこそビートルズが着用していたようなかなり細身のシルエットだったけど、父親と体型が似ていたせいでサイズはぴったりだった。
一時期は毎日のように着ていたからそのうちボロボロのテカテカになって、着れなくなったんだけど。


今にして思えばあのスーツもクローゼットの中で20年近く眠っていたはずなんだけど、よく着れたもんだと思う。


こだわりを持って作られたモノは、やっぱ良いモノなんだな。