機械仕掛けの豚

クソみたいな世の中だと憂う前に、目の前のものを愛そう。

グラン・トリノ

三日前だけど、「グラン・トリノ」を観た。
観終わった後、こんなに余韻を引っ張る映画は久しぶりだった
(三日も経ったのに、未だに主人公の最後の行動の意味を考えたりもする)。


孤独な老人と、その隣に越してきたアジア系家族の交流が機軸で、物語としてはすごく単純だ。
だけどその分言いたい事はストレートに伝わってくる。


個人的な感想としては、とてもいい映画だった。
「CUT」の映画ランキングで2位に選ばれてたのも頷けた。


ただ衝撃的な場面があって、それは観てるだけでけっこうきつくて、もう一回観たいかというと、ちょっとひるむ。


ところでクリント・イーストウッドってもう80歳なんだね。
撮影当時78歳という高齢で、こんな映画を撮るっていうのがすごすぎる。
肉体的にも精神的にも、どう考えても78歳のそれじゃないように思った。